靡かせては少女
作詞:小湊真琴 作曲:吉田悟
道端にさいた一輪の花を
知る由もなくて気にもとめず過ぎていた
かたちあるものに囚われてはみえない
鎖の中ちぎり捨てて初めて見えたんだ
眺め遥かな移ろいに きづかされては
戸惑う時を重ね途方に暮れたんだ
髪を靡かせては少女
佇む川のほとりよ
逆らう呼吸に喉乾く
つばをのんだ
儚げな顔した少女
ぽつりと光った雫に
慌しくなる愚かな私だ
灯した明かりと差し込む木漏れ日
どちらが勝って奮い立たせてくれるの
見えるはずのない 蜃気楼とともに
揺れる陽炎畳み掛けるように悩ませる
嗚呼 喚いては 頬染めた
赤くなった瞼閉じてたんだ
孤独を乗りこえた少女
如何してそんな美しいのか
護りたいとめどなく奮い立たせ
騒いでいる
おぼろげな靄の中少女
これ迄何処に眩ましてたんだ
静かな水面に胸が騒ぐんだ
柔らかな風に吹かれ
愛おしい厭わしい
妙にふわふわとしては浮き上がって
存在すら知られずに
勇ましくおぞましく
立ち尽くした儘の存在にはなるものか
見下ろしてた丘の上でさ
また憶えて下ろうか
髪を靡かせては少女
佇む川のほとりよ
逆らう呼吸に喉乾く
つばをのんだ
儚げな顔した少女
ぽつりと光った雫に
差し出す指先撫でる君の髪
靡かせ~
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